みなさん、こんにちは。あきらです。
今日の産経新聞朝刊をめくりながら、胸に重いものが残りました。
チェコの下院議長、トミオ・オカムラ氏(極右政党SPD党首、日系人)の単独インタビューです。
「EUがチェコに与えた取り返しがつかない損害」。
移民政策と環境政策の強制が、チェコの文化・安全・経済を蝕んだという主張。そして、EU加盟国に負担を強いるこれらの政策の是非を問う国民投票(国民投票)を2026年中に実現させ、将来的なチェコのEU離脱(Czexit)を視野に入れる――。
オカムラ氏は、トランプ氏への共鳴を公言し、「日本のような祖国第一の姿勢」を称賛します。日系人として板橋区出身の彼が、遠いチェコで「日本らしさ」を守るように語る姿に、静かな衝撃を受けました。
この記事は、単なる右派の主張ではありません。
2026年の今、欧州で右派・極右が急伸長する中、チェコは「EUの移民政策がもたらした最大の被害国」と位置づけられ、国民の不満が爆発寸前です
。
オカムラ氏によると、EUは2015年の難民危機以降、チェコに年間数千人の移民受け入れを強要。犯罪率の上昇、文化の希薄化、治安の悪化を招いたと。
2025年の統計では、プラハやブルノで移民関連犯罪が急増し、市民の不安が頂点に達しています。さらに、EUの「グリーン・ディール」による環境規制が、チェコの石炭産業を壊滅させ、失業率を押し上げました。
オカムラ氏はこれを「EUの独裁」と呼び、国民投票で「EU離脱か、残留か」を問う方針を鮮明にしました。
(original)
ここで、私たちは静かに問いかけざるを得ません。
EUという「超国家」は、加盟国に何を強いるのか?
それは、ホッブズの言う「自然状態」——万人の万人に対する闘争——から逃れるための「リヴァイアサン」のはずでした。
強い国家主権を譲渡し、平和と繁栄を約束するはずのEUが、今や加盟国に「他者」の受け入れを強制し、主権を侵食している。
オカムラ氏の「取り返しがつかない損害」とは、単なる経済的損失ではなく、国民の「安全で安心できる日常」の喪失です。移民の増加がもたらす文化の摩擦、治安の悪化は、個人の「生きる実感」を奪う。チェコ人が「自分たちの国が自分のものではなくなった」と感じる瞬間は、まさに主権の喪失です。
さらに、ルソーの「一般意志」を思い浮かべます。
EUの政策は、ブリュッセルの官僚が決めた「普遍的正義」を加盟国に押しつけるもの。
だが、チェコ国民の「一般意志」は、移民受け入れ反対が圧倒的多数です。
国民投票を求めるオカムラ氏の主張は、ルソーの言う「一般意志」が超国家に抑圧されたときの抵抗として読めます。
一方で、アーレントの視点から見れば、こうした右派の台頭は「公的領域」の回復か、それとも新たな排他的な「凡庸な悪」の始まりか? 移民を「他者」として排除する動きは、民主主義の多様性を損なう危険を孕んでいます。
オカムラ氏が「日本のような祖国第一」を称賛する言葉には、深い共感と同時に、警鐘も感じます。日本もまた、移民政策を巡って同じ問いを突きつけられる日が来るのかもしれません。
多角的に見てみましょう。
EU側は、移民受け入れが労働力不足を解消し、経済成長を支えると主張します。実際、ドイツやフランスでは移民が経済を支えています。
しかし、チェコのような中小国では、文化同化のスピードが追いつかず、社会的緊張が高まる。2025年のチェコ政府報告書でも、移民の犯罪率が国民平均を上回るデータが示されています。
一方、環境政策の「グリーン・ディール」は、気候変動対策として正義ですが、チェコの石炭依存経済を一夜にして崩壊させ、失業と貧困を生みました。オカムラ氏の国民投票は、これらを「EUの押しつけ」として拒否する民意の表れです。
(original)
この記事が私たちに投げかけるのは、グローバル化の代償です。
EUという「大きな輪」が、個々の国の「小さな輪」を潰してしまうとき、私たちは何を守るべきか?
オカムラ氏の日系人としての視点——「日本らしさ」を守るために祖国を愛する——は、遠く離れたチェコで「他者」との境界を再定義する試みです。
私たち日本人も、移民政策や国際ルールが強制される時代に、「自分たちの生活」を守るために声を上げる必要があるのかもしれません。
あなたはどう思いますか?
EUの理想は美しいけれど、それが「取り返しがつかない損害」を生むなら、
私たちはどうするべきか。
心の中で、静かに問いかけてみてくださいね。
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