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みなさん、こんにちは。あきらです。
2026年7月1日、中国で「民族団結進歩促進法」という法律が施行されるのです。
――この法律の名を聞いたとき、あなたは「また中国の内政か」と思ったでしょうか。
しかし、資料を読み進めるうちに、私はある種の、背筋を冷たいものが這うような感覚を覚えました。
この法律は、少数民族の言語や文化を守ろうとするあらゆる動きを「分裂主義」として犯罪化するのです。
教育、出版、インターネット、企業活動にまで及び、そして第63条によって、日本に住む私たち個人の「中国批判」すら、域外適用で法的責任を問える構造になっているのです。
すでに香港国家安全法の下で、日本国内のSNS投稿を理由に、帰国した学生が逮捕された前例があるのです。
東京・秋葉原に中国の秘密警察拠点が存在し、家族を人質にした「説得」が行われているという報告も、国際調査で明らかになっています。
企業にとっては「蟻地獄」なのです。
強制労働の可能性を調査すれば「民族分裂を扇動した」とされ、撤退しようとすれば出国禁止のリスクすらあるのです。
投資を歓迎しながら、出口を封じるのです。

しかし、ここで最も倫理的に重いのは、普通の日本人旅行者にも及びうる、空港トランジットの危険なのです。
ヨーロッパや東南アジアへ向かう飛行機の乗り継ぎで、上海や北京の空港に足を踏み入れた瞬間、過去に書いたブログやSNSの投稿が「民族分裂を扇動した行為」と認定され、その場で拘束される可能性があるのです。
資料が示す香港の事例は、2年前の投稿でも適用されたのです。
今回の新法は、その論理をさらに拡大し、少数民族や宗教問題に関する「真っ当な批判」を、国外にいる個人に対しても犯罪として扱えるようにしたのです。
――あなたは、家族旅行や仕事の出張で中国の空港を通過するたびに、自分の言葉の履歴を点検し、消去しなければならないのでしょうか。
これはもはや、積極的に中国を批判する人だけの問題ではないのです。
過去に一度でも「人権」や「少数民族」の言葉を使ったことがある人、単にニュースをシェアした人すら、空港で足止めされ、尋問され、時には家族を人質に取られるリスクを負うのです。

ここで、倫理と人権の問題が、鋭く浮かび上がるのです。
表現の自由は、単なる「言いたいことを言う権利」ではないのです。
それは、人間が思考し、良心に従い、他者の苦しみに言葉で応答するための、根源的な人間の尊厳に根ざすものなのです。
この法律は、その尊厳を、国家の主権という名の下で、国境を越えて奪おうとしているのです。
哲学的に問うべきは、「沈黙すること」の倫理的な意味なのです。
沈黙は、時には自ら選ぶ「防衛的無為」として、内なる自由を守る大切な選択になり得ます。
しかし、恐怖によって無理やり沈黙を強いられるとき、それはもう自分の意志によるものではありません。
そのとき私たちは、思考することをやめ、良心に従って声を上げることを、自ら放棄してしまうのです。
ハンナ・アーレントが全体主義について語ったように、最も危険なのは、権力が人々から「思考する力」を奪うことなのです。
この法律の下では、「中国のことは知らないふりをしよう」「空港は避けよう」と自分に言い聞かせること自体が、すでに思考の萎縮を生むのです。

社会学的に、この法律は「普通の日本人」を、グローバルな恐怖の網の中に引きずり込もうとしています。
人権とは、すべての人間に等しく認められるべき普遍的な価値です。
しかし中国政府は、自国の「民族団結」という基準を、日本に住む個人や空港を通過する旅行者にまで適用しようとしています。
それは、人権の普遍性を国家の論理で上書きしようとする試みに他なりません。
――ここで、私たちは何を拠り所にできるのでしょうか。
私は、そこにこそ、権力の及ばない内なる領土があるのではないかと思うのです。
外からのどんな圧力にも侵されない、ただひたすらに自分の内側に積み上げていく、思考の残骸の山なのです。

読者の皆さんも、もしよければ。
あなたの内側には、今、どんな言葉が積まれているのでしょうか。
7月1日を境に、そこに何を積み続けることができるのでしょうか。
――その答えは、誰にも強制できないのです。
ただ、静かに、自分自身に問い続けることだけが、残されているのです。
あきら
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